◆国民健康保険とは
福岡県宗像地方でおこなわれていた定札制度を参考に作られた制度といわれています。制定された1938年には、農山漁村の住民を対象としていましたが、20年後の1958年に官庁や企業に組織化されていない国民が対象となりました。その後の1961年には国民すべてが公的医療保険に加入する国民皆保険体制が整備されました。
国民健康保険は国民健康保険法に基づき、被保険者の負傷、疾病、出産または死亡に関して、医療の給付または医療費などの支給をする社会保険です。運営は主に地方公共団体が行います。公務員等の共済組合や被用者(民間のサラリーマン)の健康保険などとともに、日本における医療保険制度のおおもとでもあります。
◆被保険者とは
国民健康保険の加入者で、負傷や疾病などの保険事故が発生した際に、保険給付として医師や歯科医師の診療・治療などを受けることができる者をいいます。被用者保険と異なり、専業主婦、未成年者等も、被保険者となります。
◆対象者は?
下記に該当しない方は、全員が自動的にその市町村の国民健康保険に加入することになります。
・健康保険等の職場の保険に加入している者と、その被扶養者
・国民健康保険組合に加入している者と、加入者の世帯に属する者
・生活保護を受けている者
国民健康保険の対象者は自営業者を加入者の代表例とする場合が多いのですが、現状は少数であり最近は無職者が加入者の過半数を超えているようです。加えて外国人登録を行い在留資格がある外国人も原則として被保険者となりますが、渡航目的や在留期間などにより被保険者とならない場合があります。
国民健康保険の加入と脱退についてご紹介します。国民健康保険には、会社などの健康保険加入者とその被扶養者や生活保護を受けている世帯以外のすべての人が加入することになっています。たとえば、次のような人が国民健康保険加入者(国民健康保険被保険者といいます)となっています。自営業者、農業、漁業に従事する人などです。
その他にも退職をして会社の健康保険をぬけた人やパート、アルバイトなどで、職場の健康保険に加入していない人。外国人登録を行っており日本に1年以上滞在する人(資格適用は、入国資格によります)です。その反対に、職場の健康保険に加入していたり、扶養に認定されたときには国民健康保険から脱退することになります。
国民健康保険へ加入したり、国民健康保険から脱退する場合には、自分が居住する市区町村の役場ですみやかに手続きをおこないましょう。ただし、後期高齢者医療制度に加入された場合は、脱退の手続をおこなう必要ありません。国民健康保険への加入や脱退時には手続きに必要なものがありますので用意してから手続きをおこないましょう。